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永石公認会計士事務所
 2003年~2007年の4年間、米国アラスカから南米最南端まで19ヶ国を巡り、帰国後は日本で唯一の「南米がわかる公認会計士」として活動中。
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  このブログでは、ブラジルをはじめとする中米や南米の投資に役立つ情報を、皆様と同じ目線でできるだけわかりやすい言葉で執筆します。

2008年11月04日

オバマ氏がスペイン語を!

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 久しぶりに金融ネタ以外のことを書いてみます。

 今日は、アメリカの大統領選挙の日です。オバマ候補が優勢とされていますが、結果はどうなるでしょうか。

 ところで、オバマ候補は約4億円を費やして、ゴールデンタイム枠で30分間の特別広告番組を放映し、自らの政策を訴えました。そしてそれは英語だけではなく、中南米からの移住者のために、オバマ氏自らスペイン語を話した番組もあったそうです。

 オバマ氏はスペイン語が話せないそうですが、それはとても流ちょうなスペイン語だったそうです。しかも、2時間かからずに収録できたらしい。スペイン語圏からの移住者へのおべんちゃら、とも受け取れますが、一方で、オバマ氏は少なくとも、すばらしい語学の才能があるようですね。


 オバマ氏がスペイン語で話しています。
  ↓


 オバマ氏は演説で、「移民は英語を学習しなければならない。しかし同時に、私たちもスペイン語を学ぶ必要がある」と語っています。

 全米2000万人とも言われるヒスパニック票を取り込もうという作戦はミエミエですが、この発言はアメリカが移民なしでは成立しなくなりつつある、ことを表しています。

 ちなみに、この発言に対するアメリカでの世論調査では、「何でアメリカ人がスペイン語を学ばなアカンねん。移民の方が英語を勉強せえ」って思っている人が、なんと83%もいました。

 やはりアメリカ人は、「英語が世界で一番。まわりがこっちに合わせろ!」と思っている国民なんですね。予想通りです。

 オバマ氏のキャッチフレーズは「CHANGE!!!」。私はマケイン氏でもオバマ氏でも、どちらのひいきでもありませんが、オバマ氏が大統領になったほうが、ヒスパニックの人たちの生活に大きな変化がありそうです。

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現地に貢献している日本人移民

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Posted by 永石公認会計士事務所 at 18:50Comments(1)ラテンアメリカ

2008年10月28日

一人勝ちの日本円

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 先週末、ブラジル・サンパウロのボベスパ指数が、1年前に比べて半減しました。アルゼンチンに至っては、約62%の下げです。

 特にここ2ヶ月の下げがきついので、夏ごろにブラジル関連ファンドを買った方は、ダメージが大きいでしょう。

 まあ、ブラジルだけではなく、世界中、どこの国に投資しても、下げていたのですが・・・

 昨日月曜日のボベスパ指数は、さらに2000ポイント下げて、30000ポイントを切り、。29,435.11ポイントになりました。今年5月20日につけた過去最高値である73,516.81ポイントから、なんと60%も下落してしまいました。

 ちなみにブラジル通貨のレアルは、今年の8月1日に2000年代での最高値1ドル=1.56レアル台をつけていましたが、現在は2.1レアル台です。急激なドル高レアル安です。

 レアル建てでブラジルに投資した人は、ダブルパンチの「泣きっ面に蜂」状態ですね。

 ところで、今、投資先として唯一上がっているのはどこでしょう?

 実は、「日本円」です。

 最近の動向は「円高ドル安」と言われているので、米ドルがすごく安くなっていると勘違いしている人が多いのですが、実は、米ドルは円以外の世界のほとんどの通貨に対して、高くなっているのです。

 すなわち、円が一番強くて、ドルが二番目で、その他通貨が三位以下・・・となっています。

 ということは、円を持っている人が最も儲かっているのです。

 日本で生活している以上、誰でも普通に日本円を持っているので、実感は湧きにくいのですが、実はそれだけで儲かっているのです。その証拠に、今、外国旅行に行けば、安く旅行ができます。

 今、円を持っているということは、「世界中のモノが安く買える」と言うことです。

 マスコミは悪い論調ばかりになっていますが、このように考えると少しは前向きになれる・・・かな。

 日本人でよかったなあ。

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ブラジルレアル大暴落

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Posted by 永石公認会計士事務所 at 21:27Comments(3)ラテンアメリカ

2008年10月03日

ラテンアメリカのビジネス進出困難度

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 「ラテンアメリカでビジネスを始めるのは忍耐が必要である」というレポートが、世銀国際金融公社から発表されました。

 例えば、個人経営の駐車場を開く場合、南米のスリナムでは694日、ブラジルで152日、ベネズエラで141日かかるが、それに対してニュージーランドでは1日、オーストラリアで2日、米国で6日で済むそうです。

 また、ビジネス開始までに必要な申請回数は、ブラジル18回、ベネズエラ16回、アルゼンチン15回。対して、米国6回、カナダとニュージーランド1回です。

 理由はずばり、「官僚手続」によるものです。

 私が南米を旅していた時も、何かをしようと思ったら「あれが必要、これもそろえて・・・」といったように準備が大変でした。その上、何度も追い返されて、何が不備なのかわからないこともよくありました。

 さらに、困ったことに、窓口の担当者によって言うことが異なることもしばしばで、途方に暮れたことも多かったです。

 日本に帰ってきてすぐのころは、やることなすこと、何でもスムーズに進むことに大変驚くとともに、「日本って何てすごい国なんだろう・・・」と実感したものです。

 ラテンアメリカは、ビジネス規制環境ランキングにおいては、軒並み出遅れていることは一目瞭然です。そしてこのことが、競争圧力にさらされなくしており、経済がいつまでも発展しない理由になっているのでしょう。

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 これを読んで、みなさんはどう思われたでしょうか。

 「ラテンアメリカには進出するのは大変そうだなあ・・・」と思われたのではないでしょうか。

 私は逆に、これはビジネスチャンスととらえています。

 すなわち、簡単に誰でも参入できるのであれば、ライバル企業もすぐに進出し、すぐに厳しい競争にさらされてしまいます。逆に、ラテンアメリカのように参入障壁が高い場合は、確かに参入は大変ですが、一旦、市場を取れば、簡単にはライバルが現れません。

 また、ラテンアメリカはアミーゴの社会です。コネがあれば、何かとすんなり物事が進みます。その国の文化を知り、アミーゴを作って、それを突破口とすれば、意外と日本よりスムーズにいくことも多いです。

 私も、アミーゴたちのコネのおかげで、何度となく助けられました。

 日本特有の技術やサービスを持って、アミーゴの力を借りてその国に参入し、事業を大きくすることは、最初は大変かもしれませんが、無限の可能性を秘めているでしょう。

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1週間かかったブラジル入国

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Posted by 永石公認会計士事務所 at 17:10Comments(0)ラテンアメリカ

2008年09月23日

ラテンアメリカ映画祭

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 先週末、大阪のなんばパークスシネマで開催された「第5回スペイン・ラテンアメリカ映画祭」に行ってきました。

 私が見た映画は「おなじ月の下で(原題:La Misma Luna, 英題:Under the same moon)」というメキシコ&アメリカ映画です。

 一人息子をメキシコに残して、アメリカで仕事をしているお母さんに、その息子ががたったひとりで、メキシコからアメリカに会いに行く、という物語です。

 全米で興行収入10位にランクインした映画です。

 ストーリーは単純なだけに、不法滞在、警察の取り締まり、そして、メキシコ人の温かさが伝わった、素晴らしい映画でした。

 映画の途中であちらこちらで鼻をすする音がこだましていました。

 私は、4年間のラテンアメリカの旅で、幾度となく国境を越えてきました。そして、ラテンの心の温かさを感じてきました。

 したがって、「あるある」「あったあった」と思いながら、この映画を見ていました。ラテンのよさがとてもよく表現されていた映画だと思います。

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 この映画祭では、約13本の映画が上映されていましたが、驚くべきことに、どの映画も満席のようでした。ラテンアメリカ映画の人気はすごいですねぇ。

 東京と大阪で毎年開催しているようですので、興味のある方は、来年の「第6回」にぜひどうぞ!!!

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ブラジル映画ざんまい

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Posted by 永石公認会計士事務所 at 12:45Comments(0)ラテンアメリカ

2008年09月09日

コンプライアンス不況ってナニ?

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 日本公認会計士協会近畿会が主催した「公認会計士制度60周年記念特別講演会」が、昨日、大阪市中央公会堂で開催されました。そこでは、竹中平蔵氏(慶應義塾大学教授、元総務大臣)の講演会もあったので、聞いてきました。

 竹中さんは、小泉改革のもとで郵政民営化を成し遂げた中心人物ですね。

 講演会の中で、彼はこういうことを言ってました。

 「今の不況は『コンプライアンス不況』です」。

 コンプライアンスというのは、一言で言うと「法令遵守」です。企業活動において法律や規則などに従って活動を行い、違反をした企業は、損害賠償訴訟などによる法的責任や、信用失墜により売上低下等の社会的責任を負わなければならない、ということです。

 すなわち、「この世の中、けしからんやつが多いので、法律や規則を作って、それをまもれ!!!」ということです。

 たとえば、建築基準法。あの有名な耐震偽装問題をきっかけに、2005年に建築基準法が強化されました。確かに、あれはとんでもない事件です。それは万人が認めるところです。

 ところが、チェックが厳しくなったのはいいが、チェックする人が不足している。厳しすぎるので建築が遅れる。コストも手間もかかる。その結果、最近になって不動産・建築業界が大不況になって、上場企業までが倒産しはじめています。

 コンプライアンスに端を発する問題は、他にも、食の偽装問題、外貨規制問題、学校教育問題など、たくさんあります。

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 コンプライアンスを守ること、それ自体は悪いことではありません。ところが、今の政府は、事件が起こるとあまりにも過剰に反応して、すぐルールを作りたがります。

 その結果、企業活動の自由性が阻害され、何をするにしても時間がかかりすぎ、経済が萎縮しているのは自明の理です。

 一言で言うと、「悪いことをする人は、確かに、悪いことをしにくくなったが、良心的に行動する人も同じように、いいことがしにくくなった」ということです。

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 竹中さんは、そこまでしか言ってませんでしたが、私は、

 「ルールを守りすぎているため、経済が萎縮するだけではなく、個々の人々までも萎縮し、閉塞感や息苦しさを感じ、その結果、うつ病や自殺が多いのでは・・・」と思っています。実は、私は南米から帰ってきてから、ずっとそう思っていました。

 一方、ラテンアメリカでは、ルールはたくさんあるものの、それほど厳しく守っているわけではありません。ルールからはずれていても、交渉で何とかなることも多いです。いい意味で「実質的」、悪い意味で「いい加減」です。

 それがすべていいとは言いませんが、少なくとも、人々はのびのび、いきいき、楽しそうに生きている人が多いように思います。

 日本も、ラテンのいいところをもう少し取り入れて、あらゆる面をもう少し緩めて、国民をもうちょっと信頼してくれてもいいのでは・・・と思う、今日この頃です。

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Posted by 永石公認会計士事務所 at 15:24Comments(1)ラテンアメリカ

2008年09月08日

メルマガを再スタート

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 2003年7月から2007年6月までの約4年間、北米の最北端アラスカから、南米の最南端ウシュアイアまで、アメリカ大陸を縦断しました。その間、「【南北アメリカふたり旅】メールマガジン」を発行し、「【南北アメリカふたり旅】ホームページ」を更新し、そして、この「Blog【ラテンって何やねん?!】」を書き続けてきました。

 ホームページについては、旅が終わった今、その役割を終えたものとして、これ以上新しい情報を更新することはおそらくないでしょう。ただ、ラテンアメリカの生情報を知りたい人、ラテンアメリカに旅に出たい人、旅の途中の人・・・のために、閉鎖せずにこのまま置いておこうと思います。

 当Blogは、旅の間も中南米でのビジネスネタについて書いてきました。帰国した今、ラテンアメリカとのビジネスの架け橋となるべく活動していくつもりなので、これまで以上にネタは出てくるでしょう。従って、これからも、いや、ますますパワーアップして、続けていきたいと思います。

 問題はメルマガです。いろいろ考えましたが、「形を変えて続けて行こう!!!」そう決意しました。

 これまでは、「【南北アメリカふたり旅】メルマガ」として、旅情報を書いてきました。これからは、「【ラテンって何やねん?!】メルマガ」に生まれ変わって、当Blogと併用して、ラテンアメリカにおけるビジネス情報を発信していきたいと思っています。

 このメルマガは、旅行中もたくさんの方に読んでいただき、さらにうれしいことに、旅が終わった後は、ほとんど発行していないのに、読者数があまり変わっていません。むしろ少しずつ増えつつあります。本当にうれしいことです。「もしかしたら再開を待ってくれているのかなぁ」と勝手に想像しています。

 そういう意味でも、これからもメルマガを続けていきたいと思います。

 もうひとつうれしいことは、最近、ブログのアクセス数がこれまでとは比較にならないくらい激増しています。旅をしていた時よりも多いくらいです。本当にうれしいです。ありがとうございます。

 まだ登録されていない方は、下記からメルマガをぜひ登録してください。

 日本ではあまり知られていないラテンアメリカのビジネスネタに、自分のお金で、自分の意志で、4年間かけて19ヶ国放浪した私独自の視点から分析を加え、このメルマガと当Blogを使って、皆さんにお届けいたします。

 皆さんといっしょに、ラテンアメリカの魅力にどっぷり浸かりましょう!!!そして、実りのあるビジネスをしましょう!!!

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Posted by 永石公認会計士事務所 at 10:15Comments(0)ラテンアメリカ

2008年08月26日

中南米のメダル獲得数

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 北京オリンピックが終わりました。

 金メダルの数で、中国がはじめてアメリカを抜きました。アメリカのフェルプスは8冠です。日本のメダルは・・・・・・などというニュースはちまたにあふれているので他にまかせるとして、ここではラテンアメリカに焦点を当てて、総括してみましょう。こんな変なまとめ方、他ではないでしょうね。

 ラテンアメリカ諸国のメダル数を下記にまとめてみました。左から金・銀・銅。ここに記載していない国は、獲得メダル数がゼロです。

   1   ジャマイカ   6 3 2
   2   ブラジル    3 4 8
   3   キューバ    2 11 11
   4   アルゼンチン  2 0 4
   5   メキシコ    2 0 1
   6   ドミニカ共和国 1 1 0
   7   パナマ     1 0 0
   8   トリニダード・トバゴ 0 2 0
   9   バハマ     0 1 1
   9   コロンビア   0 1 1
   11  チリ      0 1 0
   11  エクアドル   0 1 0
   13  ベネズエラ   0 0 1

 なんと言ってもジャマイカの大躍進。6個の金メダルのうち、ウサイン・ボルトが陸上100、200、400リレーで3つの世界新記録。他の3つもすべて陸上です。圧巻だったのが陸上の女子100メートル。金・銀・銅、すべてジャマイカでした。

 ジャマイカと対比されるのが今回第3位のキューバですが、金メダル数は前回アテネの9個と比べて、今回は2個と少なかったですね。野球も決勝で韓国に負けましたし。ちなみに、この金2は、陸上110メートル障害とレスリングです。その代わり、銀と銅は11個ずつとすばらしい成績でした。そのうち、ボクシングは銀4・銅4です。さらに柔道でも、銀3・銅3を獲得し、金4・銀1・銅2を獲得した日本のライバルになりつつあります。

 2位ブラジルの金3は、女子バレーボール、競泳50メートル自由形、女子走り幅跳びです。男子バレーボール、男子サッカー、女子サッカー、ビーチバレーあたりで金メダルが取れなかったのが、今回は響きました。

 4位アルゼンチンの金2は、自転車と、宿敵ブラジルを下したあの男子サッカーです。ちなみに、アルゼンチンの獲得数2・0・4は、前回のアテネと全く同数です。

 5位メキシコの金2は、どちらもテコンドーです。アテネでは金ゼロだったので、今回の金メダリストはメキシコでは英雄になっていることでしょう。

 6位ドミニカ共和国の金は、ボクシング・ライトウエルター級。7位パナマの金は、男子走り幅跳びです。

 上記13カ国のうち、実に5カ国までがカリブ海の島国です。ジャマイカやキューバなんて、人口も少なく、経済的にも発展しているとは言いがたい国なのに、どうしてこんなにも強いのでしょう。

 逆に、大陸国はブラジル、アルゼンチン、メキシコの3カ国だけと言ってもいいでしょう。グアテマラからパナマまでの中米7カ国は、パナマの金1だけでした。

 南米でメダルを獲得していないのは、ペルー、ボリビア、ウルグアイ、パラグアイあたりです。う〜〜ん。国としてあまり力を入れていないのでしょうか。

 ちなみに、BRICsの一つであるインドは、金1・銀0・銅2でした。金は射撃です。

 今回の北京オリンピックでは、ラテンアメリカに注目して見ていたのですが、南米なんてブラジル以外、ほとんどテレビに映らなかったですよね。もうちょっとメダルを取ってもらわないと、いつまでも南米でオリンピックが盛り上がらないでしょう。

 今回の記事は、調べるのに思いのほか時間がかかりました。あ〜、お疲れさま。

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Posted by 永石公認会計士事務所 at 22:16Comments(0)ラテンアメリカ

2008年08月25日

中国から南米へ投資がシフト

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 中国株式で運用する投資信託の純資産残高が急減しています。その減り方はハンパではなく、約1年前につけたピーク時から約半分になりました。

 その理由は、もちろん、中国株式相場の急落です。中国の株価が下がると、それに投資している投資信託の基準価格も下落します。すると、運用成績の悪化を嫌う投資家が投信を解約するので、資金流出額も増加します。ちなみに、今年の2月以降は、毎月200億円の流出超となっています。

 ここにきて、中国株から一気に資金が引き上げられているようですね。中国の株式市場は、あまりにも急激に上昇していたので、早かれ遅かれ、こういう状況になるのはわかっていましたが・・・。

 では、中国から流出した資金はどこに行っているのでしょう?

 その流れの一つが、ブラジルをはじめとする中南米らしいのです。

 証券会社も、流出したお金を黙って見送るだけではもったいないので、最近、個人投資家向けのブラジル及びラテンアメリカの投資信託の販売が続いています。

 投信協会のデータによると、南米の株式で運用する投資信託の残高は、ここ1年でなんと5.8倍にもなっているそうです。その理由は、南米向け投信の販売ラッシュによって、個人投資家でも投資しやすくなったことはもちろんですが、やはり、一般の人にも南米がだんだん認知されてきたことも大きな理由の一つでしょう。

 ただ、中国に比べると、南米の情報はほとんど日本に入ってきていないというのが現状です。南米向け投信を買った人も、たいていは証券会社のセールスや宣伝を信用したり、みんなが投資しているからという理由の人が多いと思います。

 さらには、投資信託を運用しているファンドマネージャーでさえ、ラテンアメリカのことを本当に熟知しているか、と言ったら、正直、おおいに疑問が残るところだと、私は思います。言いたいのは、ファンドマネージャーを全面的に信用するのではなく、できるだけ自分で調べたり、考えたりして、投資の意思決定をすることが重要だということです。

 日本には、ラテンアメリカについての情報はまだまだ少ないのが現状です。私は、これからもわかりやすく、中南米情報をこのブログで提供していければ、と思っています。

 株にしても、商品にしても、上がれば下がる、下がれば上がるというのが世の常です。大事なお金を投資する以上は、ちゃんと自分で判断して、自己責任で投資したいですね。

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ラテンアメリカ経済の認知度

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Posted by 永石公認会計士事務所 at 20:19Comments(0)ラテンアメリカ

2008年08月12日

中南米とBRICsのメダル獲得数

 昨日はビールについて述べましたが、オリンピック開催中ということもあり、中南米とBRICsのメダル獲得数について書いてみます。

 世界のビール生産量とアテネオリンピックの金メダル獲得数を見比べていると、おもしろいことがわかりました。それは・・・

 世界のビール生産量の上位10ヶ国のうち6ヶ国が、2004年のアテネオリンピックにおける金メダル獲得数でも上位10位以内に入っています。その6ヶ国とは、アメリカ、中国、ロシア、日本、ドイツ、イギリスです。

 特にベスト3を見ると、ビールは1位から、中国、アメリカ、ロシアの順。金メダルは、アメリカ、中国、ロシアの順となっています。ビールと金メダルには、こんな相関関係があったのですね。

 北京オリンピックでは、金メダル数で中国がアメリカを抜くかも・・・と言われておりますが、もしそうなれば、ビールの順位と金メダルの順位は、完全に一致することになります。

         ******************************

 アテネオリンピックでの、中南米諸国の金メダル数は・・・

 キューバが9個(11位)、ブラジルが5個(16位)、ジャマイカ・アルゼンチン・チリが各2個、バハマ・ドミニカ共和国が各1個となっています。本当に少ないですよね。

 ブラジルはビールはよく飲むけど、金メダルはそこそこということがわかっただけでした。

 BRICsの中では、インドのアテネオリンピックのメダル獲得数は、金0・銀1・銅0であり、他のBRICs諸国に比べて、ビールもメダルも大差をつけられています。世界第2位の人口を誇るインドであるにもかかわらず、この点は意外でした。

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ビール生産量でBRICsが世界第1位  


Posted by 永石公認会計士事務所 at 17:24Comments(0)ラテンアメリカ

2008年08月10日

ラテンアメリカ経済の認知度

 先日、某証券会社のラテンアメリカ投資セミナーに行ってきました。これは、ラテンアメリカの株式や債券の投資信託を販売するためのセミナーです。

 平日の昼間でしたので、参加人数は15人ほどでした。そのほとんどがおじいちゃん投資家です。

 なぜ、私がこれに参加したかというと、この証券会社には悪いのですが、投資信託に興味があったわけではなく、ラテンアメリカについての経済情報が、今の日本でどれくらい認知されているかを、肌で感じたかったからです。

 そのセミナーでは当然、「ラテンアメリカへの投資は、今が絶好機」とアピールしていました。その賛否はまた別の機会に述べるとして、驚いたのはそのセミナーのお粗末な内容、でした。

 原油・資源高や株安といったような、誰もが知っているマクロ経済情報を述べ、「今、どこでもいいから投資すべき」と訴えるだけでした。

 ラテンアメリカについての情報は、中学生の地理で習う程度のことを述べるだけで、「なぜ今、ラテンアメリカなのか」については、ほとんど言及しませんでした。

 話す側がラテンアメリカについてほとんどわかっていないのかもしれないし、聞く側のレベルに合わせてわざと言わなかったのかもしれません。

 いずれにしても、今の日本では、「ラテンアメリカについての情報はこの程度なのか」ということがよくわかりました。と同時に、「私がやるしかないなあ・・・」という気持ちにもなりました。

 このBlogで、ラテンアメリカ経済についていろいろと書いていきますので、どうぞご期待ください。  


Posted by 永石公認会計士事務所 at 16:20Comments(0)ラテンアメリカ