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永石公認会計士事務所
 2003年~2007年の4年間、米国アラスカから南米最南端まで19ヶ国を巡り、帰国後は日本で唯一の「南米がわかる公認会計士」として活動中。
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  このブログでは、ブラジルをはじめとする中米や南米の投資に役立つ情報を、皆様と同じ目線でできるだけわかりやすい言葉で執筆します。

2008年08月28日

高学歴のブラジル日系人

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 今年は、ブラジル移住100周年。現在、ブラジルには約150万人の日本人・日系人がいるとされています。ブラジルの総人口が約1億9千万人なので、日系人は1%未満です。

 ところが、ブラジルではトップクラスのサンパウロ総合大学(USP:ウスピと読む)には、学生の14%、教授陣の8%が、実に日系人なのです。

 これは、ものすごい数字です。

 「USPに入りたければ、日系人を一人殺せ」という格言があるくらい、総じて、ブラジルにおける日系人の学歴は高いのです。

 その結果、必然的に、ブラジルのあらゆる面で日系人が強大な影響力を持っています。政治、医学、工学、司法などなど。

 移住当初は、奴隷同然で、コーヒー農園で働かされたりして、言葉には表せないほどの苦労をされてきた人が多かったにもかかわらず、子供の教育に熱心に取り組むことにより、100年経った今では、ブラジル社会では無くてはならない存在になっています。

 私がブラジルにいた時にも、USPの元薬学部長の日系人と出会い、彼に大学を案内してもらったことを思い出します。彼とは今でも、メールでやり取りしています。

 このような話を聞いたり、そういう人に出会うと、同じ日本人の血を引く者として、なんとなくうれしくなり、誇りに思います。日本人でよかったなあ・・・とつい思ってしまいます。

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Posted by 永石公認会計士事務所 at 11:55Comments(0)ブラジル

2008年08月27日

ブラジル映画ざんまい

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 ここ最近、ブラジル映画とご縁があるようで、見る機会が急に増えました。

 先週8月19日(火)〜24日(日)には、ショートショートフィルムフェスティバルが大阪・梅田で開催されていて、今年はブラジル移住100周年ということもあって、1本あたり10分〜20分程度のブラジル映画が、合計13本も上映していました。

 ブラジルの文化や日系ブラジル人の暮らしなどを表現した映画ですが、ショート映画って、見終わった後も、正直、よく理解できません。「えっ、これで終わり?」っていう感じです。たぶん、こういう映画ってわかろうとするのではなく、何かを感じるものなのでしょうね。

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 8月24日(日)〜26日(火)は、大阪大学とサンパウロ大学の共同企画シンポジウム「移動とアイデンティティ〜コンフリクトと新たな地平」が、大阪大学で開催されていました。

 そこでは講演だけではなく、「ブラジル日本移民100周年記念 ドキュメンタリー映画祭」も同時開催されていました。日本からブラジルに移住した人々の苦労話や生き様をインタビュー取材した映画や、異国の文化の中での日本人の心情を描いた映画など、約11本の映画を上映していました。

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 8月25日(月)には、「ファベーラの丘(原題:Favela Rising)」という映画が再上映されていたので、見に行ってきました。これは2005年に公開された81分間のアメリカ映画です。

 リオデジャネイロのスラム街「ファベーラ」に生まれ育ったある男が、あまりにも悪い治安をなんとかしようと、「アフロレゲー」を結成して、銃や暴力ではなく音楽やダンスを通じて、ファベーラに希望のリズムを響かせる、という本当にあったドキュメンタリー映画です。

 ファベーラの現状は、日本にいるとまったく理解できませんが、映画で描かれていることは、決して大げさではなく本当の現実です。この映画は、日本ではあまり有名ではないですが、心にグッと来るすばらしい映画でした。実際にファベーラを見てきたから、そう思ったのかもしれませんが・・・。

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 実は、ここまでは長い前ふりです。

 「シティ・オブ・メン(原題:Cidade dos Homens)」という映画が、大阪ではいよいよ8月30日(土)から公開されます。東京ではすでに公開されています。残念ながら、北海道・群馬・東京・愛知・大阪・京都・兵庫・福岡のみの上映のようです。

 『暴力と銃と背中合わせで駆け抜ける、壮絶な友情と愛−これがシティ・オブ・ゴッドでは描けなかったリアル!』という、リオデジャネイロのファベーラを舞台にした映画です。

 シティ・オブ・ゴッド(原題:Cidade de Deus)という映画は、リオデジャネイロのファベーラの現実を描いた映画。2002年カンヌ国際映画祭正式出品作品。2004年アカデミー賞において監督賞など4部門にノミネート。この映画は有名なので知っている人も多いでしょう。

 シティ・オブ・メンは、この続編と言われています。自分の中でも、この映画を見るための前ふりとして、上記の数々の映画を見てきたようなもんです。ホント、楽しみです。

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ファベーラに初潜入

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Posted by 永石公認会計士事務所 at 14:41Comments(0)ブラジル

2008年08月26日

中南米のメダル獲得数

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 北京オリンピックが終わりました。

 金メダルの数で、中国がはじめてアメリカを抜きました。アメリカのフェルプスは8冠です。日本のメダルは・・・・・・などというニュースはちまたにあふれているので他にまかせるとして、ここではラテンアメリカに焦点を当てて、総括してみましょう。こんな変なまとめ方、他ではないでしょうね。

 ラテンアメリカ諸国のメダル数を下記にまとめてみました。左から金・銀・銅。ここに記載していない国は、獲得メダル数がゼロです。

   1   ジャマイカ   6 3 2
   2   ブラジル    3 4 8
   3   キューバ    2 11 11
   4   アルゼンチン  2 0 4
   5   メキシコ    2 0 1
   6   ドミニカ共和国 1 1 0
   7   パナマ     1 0 0
   8   トリニダード・トバゴ 0 2 0
   9   バハマ     0 1 1
   9   コロンビア   0 1 1
   11  チリ      0 1 0
   11  エクアドル   0 1 0
   13  ベネズエラ   0 0 1

 なんと言ってもジャマイカの大躍進。6個の金メダルのうち、ウサイン・ボルトが陸上100、200、400リレーで3つの世界新記録。他の3つもすべて陸上です。圧巻だったのが陸上の女子100メートル。金・銀・銅、すべてジャマイカでした。

 ジャマイカと対比されるのが今回第3位のキューバですが、金メダル数は前回アテネの9個と比べて、今回は2個と少なかったですね。野球も決勝で韓国に負けましたし。ちなみに、この金2は、陸上110メートル障害とレスリングです。その代わり、銀と銅は11個ずつとすばらしい成績でした。そのうち、ボクシングは銀4・銅4です。さらに柔道でも、銀3・銅3を獲得し、金4・銀1・銅2を獲得した日本のライバルになりつつあります。

 2位ブラジルの金3は、女子バレーボール、競泳50メートル自由形、女子走り幅跳びです。男子バレーボール、男子サッカー、女子サッカー、ビーチバレーあたりで金メダルが取れなかったのが、今回は響きました。

 4位アルゼンチンの金2は、自転車と、宿敵ブラジルを下したあの男子サッカーです。ちなみに、アルゼンチンの獲得数2・0・4は、前回のアテネと全く同数です。

 5位メキシコの金2は、どちらもテコンドーです。アテネでは金ゼロだったので、今回の金メダリストはメキシコでは英雄になっていることでしょう。

 6位ドミニカ共和国の金は、ボクシング・ライトウエルター級。7位パナマの金は、男子走り幅跳びです。

 上記13カ国のうち、実に5カ国までがカリブ海の島国です。ジャマイカやキューバなんて、人口も少なく、経済的にも発展しているとは言いがたい国なのに、どうしてこんなにも強いのでしょう。

 逆に、大陸国はブラジル、アルゼンチン、メキシコの3カ国だけと言ってもいいでしょう。グアテマラからパナマまでの中米7カ国は、パナマの金1だけでした。

 南米でメダルを獲得していないのは、ペルー、ボリビア、ウルグアイ、パラグアイあたりです。う〜〜ん。国としてあまり力を入れていないのでしょうか。

 ちなみに、BRICsの一つであるインドは、金1・銀0・銅2でした。金は射撃です。

 今回の北京オリンピックでは、ラテンアメリカに注目して見ていたのですが、南米なんてブラジル以外、ほとんどテレビに映らなかったですよね。もうちょっとメダルを取ってもらわないと、いつまでも南米でオリンピックが盛り上がらないでしょう。

 今回の記事は、調べるのに思いのほか時間がかかりました。あ〜、お疲れさま。

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中南米とBRICsのメダル獲得数

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Posted by 永石公認会計士事務所 at 22:16Comments(0)ラテンアメリカ

2008年08月25日

中国から南米へ投資がシフト

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 中国株式で運用する投資信託の純資産残高が急減しています。その減り方はハンパではなく、約1年前につけたピーク時から約半分になりました。

 その理由は、もちろん、中国株式相場の急落です。中国の株価が下がると、それに投資している投資信託の基準価格も下落します。すると、運用成績の悪化を嫌う投資家が投信を解約するので、資金流出額も増加します。ちなみに、今年の2月以降は、毎月200億円の流出超となっています。

 ここにきて、中国株から一気に資金が引き上げられているようですね。中国の株式市場は、あまりにも急激に上昇していたので、早かれ遅かれ、こういう状況になるのはわかっていましたが・・・。

 では、中国から流出した資金はどこに行っているのでしょう?

 その流れの一つが、ブラジルをはじめとする中南米らしいのです。

 証券会社も、流出したお金を黙って見送るだけではもったいないので、最近、個人投資家向けのブラジル及びラテンアメリカの投資信託の販売が続いています。

 投信協会のデータによると、南米の株式で運用する投資信託の残高は、ここ1年でなんと5.8倍にもなっているそうです。その理由は、南米向け投信の販売ラッシュによって、個人投資家でも投資しやすくなったことはもちろんですが、やはり、一般の人にも南米がだんだん認知されてきたことも大きな理由の一つでしょう。

 ただ、中国に比べると、南米の情報はほとんど日本に入ってきていないというのが現状です。南米向け投信を買った人も、たいていは証券会社のセールスや宣伝を信用したり、みんなが投資しているからという理由の人が多いと思います。

 さらには、投資信託を運用しているファンドマネージャーでさえ、ラテンアメリカのことを本当に熟知しているか、と言ったら、正直、おおいに疑問が残るところだと、私は思います。言いたいのは、ファンドマネージャーを全面的に信用するのではなく、できるだけ自分で調べたり、考えたりして、投資の意思決定をすることが重要だということです。

 日本には、ラテンアメリカについての情報はまだまだ少ないのが現状です。私は、これからもわかりやすく、中南米情報をこのブログで提供していければ、と思っています。

 株にしても、商品にしても、上がれば下がる、下がれば上がるというのが世の常です。大事なお金を投資する以上は、ちゃんと自分で判断して、自己責任で投資したいですね。

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ラテンアメリカ経済の認知度

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Posted by 永石公認会計士事務所 at 20:19Comments(0)ラテンアメリカ

2008年08月22日

メキシコからの研修生

54182.jpg 「暑気払いをしよう」ということになって、大阪のアメリカ村にあるアンクルスティーブンスというレストランに行きました。初めて行ったのですが、なかなかおいしくて、値段もリーズナブルで、いい店でした。

 各自がいろんな人を連れてきたので、気がつけば全部で8人になっていました。そのうち3人は初対面でしたが、そこはラテン風で「来る者拒まず」。最後は、全員アミーゴになっていました。

 実は、初対面3人のうち、ひとりはなんとエリベルトというメキシコ人。ある方が、連れてきてくれました。

 彼は、メキシコでは中小企業を振興する政府の組織に所属しており、今回は、JICA(国際協力機構)の研修員として、龍谷大学大学院経済学研究科で中小企業政策を学ぶために、今年3月にメキシコシティからやって来ました。

 それにしても驚いたのが、日本に来てたった5ヶ月なのに、日本語がそこそこできるのです。聞くと、メキシコでは日本語の勉強はほとんどしておらず、日本でたった2ヶ月間、日本語の授業を受けただけというではありませんか。ホント、すごいです。エリベルトは、スペイン語と日本語を混ぜながら、最後は大阪弁までマスターして、われわれ日本人との会話を楽しんでいました。

 将来は、メキシコ企業と日本企業の橋渡しとして、大活躍することでしょう。いい出会いに感謝です。

 エリベルトのブログはこちら(スペイン語)

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車の盗難防止音はどの国も同じ

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Posted by 永石公認会計士事務所 at 16:53Comments(0)メキシコ

2008年08月21日

キューバの外貨不足が深刻化

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 オリンピックの野球では、惜しくも韓国に負けて準優勝だったキューバ。カリブ海沿岸諸国では、ジャマイカと並んでメダル獲得の常連国です。北京オリンピックでも、金2、銀11、銅11で、金メダルこそ少なかったものの、合計24個は立派な成績だったと思います。

 しかし、キューバの経済の方は、好調とは言えないようです。

 すなわち、対外債務の支払いに必要な外貨が不足しているため、輸入代金を期日までに支払うのが困難になってきました。そうなると、輸出国はキューバ向け貿易保険に新規で加入できなくなるため、事実上、キューバへの輸出がストップすることになります。

 これだけ資源高の世の中なのに、なぜ豊富な資源を保有するキューバが、外貨不足に陥ったのでしょう。

 主な輸出産品のニッケルは、昨年まで高値をつけていたのですが、今年以降、世界で複数の鉱山が稼動を始めるため、供給過剰が見込まれるので、昨年の最高値の30%強まで価格が下落しています。

 また、近年、価格が上昇しているサトウキビも、キューバでは数年前から大減産しており、その波に乗れませんでした。

 さらに、主食であるコメの生産量も大幅に減っており、近年はますます輸入に頼っています。

 そして忘れてはならない要因が、長年にわたるアメリカによる経済制裁です。ここにきて、ボディーブローのように効いてきたのかもしれません。

 これらに代表される複数の要因より、外貨準備高が急激に不足し、輸入代金の支払いが難しくなってきたようです。

 ただ、キューバは、石油経済が絶好調のベネズエラや、オリンピック景気で沸く中国ととても仲がいいので、経済支援を通じて何とかしてくれるだろう、という予測も成り立ちます。

 ここ最近のキューバは、決して経済的に悪くはありません。中国やカナダなどからの投融資や、ベネズエラの医療支援のせいで、2003年以降、連続して経常黒字を確保していますし、GDPも2006年は12.5%、2007年は7.5%を記録しています。

 外国に輸出する場合は、その国の経済状況だけではなく、十分な外貨を持っていて支払能力があるかどうか、をよく見極める必要があります。それと、債権を多く残さずに、なるべくこまめに資金を回収することも重要です。特にラテンアメリカに対しては、期日を過ぎるとすぐに催促するなど、こちらからマメにアクションを起こして、相手になめられないようにすることも大切なことだと思います。

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国境越えにウンザリ

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Posted by 永石公認会計士事務所 at 23:39Comments(0)キューバ

2008年08月20日

ブラジルと日本の金融機関が相次いで提携

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 最近、ブラジルの金融機関と日本の証券会社の業務提携が相次いでいます。

 7月には、大和証券グループ本社と、ブラジルの民間最大手の総合金融グループであるイタウ銀行グループが、証券業務で包括提携したばかりなのに、今度は、三菱UFJ投信と、ブラジル第3位の銀行・ブラデスコ銀行の運用部門であるブラデスコアセットマネジメントが、またまた提携しました。

 ブラジルの好景気や、株高・通貨高に乗じて、ブラジルの金融機関がいよいよ日本に照準を合わせてきたと言えます。

 また日本の証券会社にとっては、日本の個人投資家のブラジルに対する関心が高まっているので、行き場を失いかけている資金を、景気のいいブラジルに投資してもらおうという思惑があります。

 大和証券グループ本社は、その第一弾として、今夏、イタウと共同で開発した「ブラジル債券ファンド」と「ラテンアメリカ株式ファンド」を、個人投資家向けに売り出しました。

 三菱UFJ投信も、10月には債券ファンドが売り出されると言われており、BRICsの中で、投資先としては出遅れていたブラジルが、いよいよ本格的に日本に登場しはじめました。

         ******************************

 確かに、ブラジルの通貨であるレアルは、対ドル相場で、2003年からほぼ一本調子に上がっています。ブラジルの代表的な株式指数ボベスパも、2003年から右肩上がりが続いています。

 ただ、今年に入ってから、ブラジルではインフレ率が少しずつ上昇しており、それに伴って、株価も為替もやや下降気味になってきているようにも見えます。

 私の個人的な意見ですが、外国の投資信託が日本で販売されるタイミングは、いつも遅いような気がしてなりません。かなり上昇してきたところで、やっと日本に紹介される、という歴史を繰り返しているような気がします。たとえば、これが仮に2年前に売り出されたのであれば、買った方はかなりの利益が出ていることでしょう。

 ここ数年間、一本調子で上昇してきたブラジルの株式市場と為替レートをずっと見てきた私は、この先も上がりつづけるかと問われると・・・

 まあ、でも、将来のことは誰にもわかりません。これからさらに上がる可能性もないとは言えません。

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 とにかく一つ言えることは、ブラジルの景気がよさそうだから、という理由で何となく投資信託を購入するのではなく、その投信は何に運用しているのか?株式なのか債券なのか?為替の影響は?手数料は?などなど、いろんなリスクをよく熟知した上で購入することが必要だと思います。

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Posted by 永石公認会計士事務所 at 23:34Comments(2)ブラジル

2008年08月19日

大阪府がブラジル国営石油会社とガソリン事業

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 「大阪府がE3事業促進 ペトロブラス傘下の南西石油からガソリン調達」という記事が目にとまりました。

 ペトロブラスとは、ブラジルの国営石油会社のことです。ブラジルでは最近、近海に大油田が発見され、石油輸入国から輸出国に転進し始めており、ペトロブラスは世界石油メジャーの一角にのし上がりつつあるほど、勢力を強めている会社です。

 そのペトロブラスは昨年、沖縄県にある石油精製会社の南西石油を買収しました。目的は、日本を始めとするアジア諸国におけるバイオ燃料市場の活性化を促すためです。ちなみに南西石油の今の社長は、ペトロブラスからやってきた日系人のオズワルド川上さんです。

 そのペトロブラスが、大阪府が進めるE3事業に協力をすることになるというのが、今回のニュースです。E3とは、今話題のバイオエタノールを3%混合したガソリンのこと。

 ブラジルでは、エタノールを25%混ぜたガソリンがごく普通にガソリンスタンドで販売されています。製油技術、スタンドでの販売実績、どれを取ってもブラジルは日本の先を行っています。

 オズワルド川上社長も、ブラジルにおけるエタノール混合ガソリンの実績を、大阪府にアピールしているようです。

 大阪府は橋下知事になって、斬新な政策を次々と実施しており、E3事業も環境事業の一環として取り組もうとしているのでしょう。

 ブラジルをドライブしていると、ペトロブラスのガソリンスタンドはあちこちで見かけます。広いブラジルで、あの看板を見るとホッとしたもんです。

 もしかすると、日本でもこれから、緑と黄色のペトロブラスのあの看板を見かけるようになるかもしれません。

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Posted by 永石公認会計士事務所 at 22:33Comments(0)ブラジル

2008年08月18日

ブラジル移住記念切手&硬貨をゲット

 今年は、日本人ブラジル移住100周年!!!みなさん、知ってましたか?

 100周年という節目の年なので、知っている方もいらっしゃると思います。

 でも、テレビ・新聞等でたま〜〜に報道されるくらいで、関心のある私からみると、皆無に近いくらいの露出度なので、少々不満に思っております。

 ブラジルでの日本人・日系人の信頼度は、それはすごいものがあります。それを築くために、長い年月をかけて苦労をされてきました。日本にいる日系ブラジル人の数は、外国人全体の中で第3位です。なのになのに・・・

 この話しをしだすと長くなるので、今日は別の話しをします。

 毎年6月18日は、ブラジルの日系社会では「移民の日」です。というのも、100年前の1908年6月18日に、第一回移民船「笠戸丸」がブラジルのサントス港に到着したからです。

 今年は100周年ということで、現地ブラジルでは、皇太子さまや日本政府関係者をはじめ、日本から数々の来賓を呼んで、もちろんブラジルのルーラ大統領も出席して、盛大に式典が開かれました。

 で、ここからが本題ですが、実はこれを記念して、今年の6月18日に記念切手と記念貨幣が発売になりました。発売前から知っていたので、「ひとつぐらいは買おう」と発売前からなんとなく思っていました。

 ところが、元来、モノを集めることに関心がないので、発売日をすっかり忘れていて、思い出したのがなんと、8月12日でした。2ヶ月近くも忘れていたとは・・・。忘れすぎるにもほどがありますよね。

 そこで早速、今からでも手に入れられるかを調べてみました。

 まず切手ですが、日本郵便のホームページで簡単に買えました。意外と売れ残ってるもんですねぇ。

 次に貨幣ですが、取扱いを希望した全国の金融機関や郵便局で売っているそうです。さっそく、ある郵便局に行ってみました。すると・・・

 「そんなもん、発売当日1時間で売り切れます。話しになりまへんわ・・・」

 や、やっぱりね。もともとそんなに関心がないのであきらめよう。でも、その前にあと一つだけ当たってみよう、と思って、隣にある都銀に行きました。

 「100周年記念貨幣ありますか?」

 行員は渋い顔をしながら・・・
 「あっ、これ、だいぶ前に発売されたものですね。少々お待ちください」

 (そら、ないに決まってるやろ!!!)と思いつつ、待つこと5分。店員が戻って来て一言。

 「何枚、ご入用ですか?」

 えっ、あるんかいな???!!!

 ということで、4枚ほどゲットしました。人間、何事もあきらめたらアカンなあ、と思った今日この頃です。

ブラジル移住100周年記念切手 ブラジル移住100周年記念貨幣

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「ダイヤの夢」に賭けた男

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Posted by 永石公認会計士事務所 at 12:24Comments(0)ブラジル

2008年08月17日

パラグアイで61年ぶりの政権交代

 南米の内陸国パラグアイで、8月15日、戦後61年間にわたって政権を担ってきた右派コロラド党に代わり、中道左派を中心とした「変革のための愛国同盟」を率いるフェルナンド・ルーゴ元司教(56歳)が新大統領に就任しました。

 これは本当に画期的なことです。

 パラグアイでは、1954年から89年までの約35年間、ストロエスネル将軍による軍事独裁政治が続き、その後も引き続きコロラド党による政権が維持されていました。

 ところが、今年4月20日に行われた大統領選挙で、野党ルーゴ氏は40.82%を得票。与党コロラド党の女性候補、ブランカ・オベラル前教育・文化相(50歳)は30.72%で及びませんでした。

 私がパラグアイに滞在していた時に感じたのが、政治の汚職のひどさや、貧富の差の激しさによって、治安がたいへん悪かったことです。

 長らくパラグアイに住んでいる日系人は、「むしろ独裁政権時代の方が暮らしやすかった」とよく言っていました。

 今回の政権交代は、与党コロラド党政治に対する失望感によるものだというのが、大方の意見です。「右派与党の執権を終わらせ、必ず政権交代をしなければならない」という絶体絶命の危機感で団結した野党連合がみごと勝利したということでしょう。なんだか、日本の近い将来を示唆しているような・・・

 現地パラグアイの情報によると、新大統領の評判は上々のようです。支持率が90%を超えているという話しもあるくらいです。しかし、治安・汚職・経済格差などなど、多くの諸問題をかかえています。

 南米の中では貧困国の一つと数えられているパラグアイですが、世界第4位の豆類輸出国でもあり、ステビアやマテ茶など世界に誇れる独特の農産物もあります。昨年の経済成長率は6.4%を記録しました。また、誇り高き原住民・グアラニー族が国民の多数を占めており、これから国が発展するもしないも、政治の影響は決して小さくないでしょう。

 パラグアイの経済は、今後の政治の成否に大きく左右されるのは間違いなさそうです。

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Posted by 永石公認会計士事務所 at 15:48Comments(0)パラグアイ