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永石公認会計士事務所
 2003年~2007年の4年間、米国アラスカから南米最南端まで19ヶ国を巡り、帰国後は日本で唯一の「南米がわかる公認会計士」として活動中。
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  このブログでは、ブラジルをはじめとする中米や南米の投資に役立つ情報を、皆様と同じ目線でできるだけわかりやすい言葉で執筆します。

2008年09月26日

パトカーに止められたおばちゃん

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 大阪の町を自動車で走っていたら、サイレンを急に鳴らし始めたパトカーが突然交差点に入ってきて、1台の車を止めるのを見ました。

 どうやら、信号無視した車を検挙したようです。

 私が見た限り、その交差点は閑静な住宅街にあり、交通量も比較的少なく、止められた車も赤信号になってから横断したのかもしれませんが、歩行者もいなかったし、それほど不自然な流れではなかったように見えました。

 運転席から出てきたのは、人の良さそうなおばちゃんでした。それを見ても、これは悪質な交通違反ではありませんでした。

 明らかに、警察官は死角になっている場所にパトカーを止めて、信号無視で交差点を通過した車を狙い撃ちしていたようです。

 これと同じ光景をどこかで見たことがある・・・と思ったら、思い出しました。南米の真ん中にあるパラグアイという国です。

 パラグアイはもっとひどく、壊れている信号機のところで待ち伏せして「赤信号で通過した」と言い張ったり、時にはまったく落ち度がないにもかかわらず、ワイロ欲しさに停車させたりします。

 しかし、パラグアイと日本では動機がまったく異なります。パラグアイはワイロがほしくて止めることが多いのですが、日本はまじめに交通違反を取り締まろうとします。まあ、日本の方が数倍マシですが・・・。

 日本に話を戻しますが、それにしても、ここまでやる必要があるのでしょうか?

 警察は、このような些細な違反を取り締まることによって、それほど治安がよくなるとも思えないし、他にも重要な任務があるでしょう。しかも、善人ほど警察不信になってしまいます。今後は、警察に協力しようという気も失せてきます。

 おそらくこのおばちゃんは腹立たしさが残るだけでしょう。

 あまりにもまじめで杓子定規に仕事をするのは、マイナス面の方が大きい場合もあります。現代の日本における、堅苦しくて窮屈で、閉塞感が漂う世の中は、こういうところから生まれてきているような気がしてなりません。

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Posted by 永石公認会計士事務所 at 18:26Comments(0)パラグアイ

2008年09月25日

バイオエタノール、日本もいよいよ本腰

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 日本の大手商社が、ブラジルでのバイオエタノール事業に本腰を入れ始めました。

 伊藤忠は、アメリカ穀物メジャーのブンゲと、ブラジルで合弁会社を設立。住友商事も、ブラジルで合弁会社を設立してバイオエタノール事業に参入。三井物産、三菱商事、双日(ニチメンと日商岩井が合併)も、ブラジルに乗り出します。

 ブンゲという会社は、日本ではあまり知られていませんが、私がブラジルを車で走っていた時、BUNGEと書かれた穀物貯蔵用サイロを、あちこちでいやというほど見かけました。サイロってバカでかいので、遠くからでもよく目立っていました。

 今流行のバイオエタノール。2007年の生産量は、第一位アメリカ43%、第二位ブラジル32%で、合計でなんと世界の4分の3を占めています。

 しかし、アメリカはトウモロコシが主で、ブラジルはサトウキビが主です。ブラジルではサトウキビは年に6回も収穫できるところが多いので、一般に、トウモロコシよりもサトウキビの方が効率がいいと言われています。

 その証拠に、昨年のブッシュ米大統領のブラジル訪問は、ブラジルのバイオエタノールをアメリカに売ってもらうのが目的と言われていました。

 また、ブラジルでは新車の約90%がガソリンとエタノールを混合して走るフレックス車で、ブラジルはこの分野では世界の最先端を行ってます。

 実際にバイオエタノールの生産が増え始め、日本に利益が還元するのは、おそらく3年〜5年後になるでしょう。今や、世界中で脱化石燃料に動いていますが、近年のエネルギー改革のスピードはものすごいものがあり、もしかしたら近い将来、電気や水素で走る自動車が増え、あまりもたもたしていると、バイオエタノールそのものの需要が激減する可能性もあります。

 私がブラジルに滞在していた当時、エタノール車が当たり前のように走っていたので、日本で今盛り上がっていることが「何を今さら・・・」というのが正直なところです。

 ここにきて、大手商社がどこもかしこもブラジルのバイオエタノール事業に参入しはじめましたが、正直、「大丈夫かな?」と少し危うさも感じています。

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Posted by 永石公認会計士事務所 at 15:41Comments(0)ブラジル

2008年09月23日

ラテンアメリカ映画祭

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 先週末、大阪のなんばパークスシネマで開催された「第5回スペイン・ラテンアメリカ映画祭」に行ってきました。

 私が見た映画は「おなじ月の下で(原題:La Misma Luna, 英題:Under the same moon)」というメキシコ&アメリカ映画です。

 一人息子をメキシコに残して、アメリカで仕事をしているお母さんに、その息子ががたったひとりで、メキシコからアメリカに会いに行く、という物語です。

 全米で興行収入10位にランクインした映画です。

 ストーリーは単純なだけに、不法滞在、警察の取り締まり、そして、メキシコ人の温かさが伝わった、素晴らしい映画でした。

 映画の途中であちらこちらで鼻をすする音がこだましていました。

 私は、4年間のラテンアメリカの旅で、幾度となく国境を越えてきました。そして、ラテンの心の温かさを感じてきました。

 したがって、「あるある」「あったあった」と思いながら、この映画を見ていました。ラテンのよさがとてもよく表現されていた映画だと思います。

         ******************************

 この映画祭では、約13本の映画が上映されていましたが、驚くべきことに、どの映画も満席のようでした。ラテンアメリカ映画の人気はすごいですねぇ。

 東京と大阪で毎年開催しているようですので、興味のある方は、来年の「第6回」にぜひどうぞ!!!

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Posted by 永石公認会計士事務所 at 12:45Comments(0)ラテンアメリカ

2008年09月22日

ブラジルレアル急落

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 ブラジルの通貨レアルがここにきて急激に安くなっています。

 最近よく売れているブラジルの株式ファンドや債券ファンドのほとんどは、為替変動リスクをヘッジしていません。すなわち、レアル高になると得するが、レアル安になると損をする、ということです。

 したがって、このようなファンドを持っている人は、ブラジルの景気や株価だけではなく、レアルの動向にも注意を払う必要があります。

 ここ数年のレアルの動きを簡単に説明しましょう。

 私が初めてブラジルに行った2005年初めは、1レアルが約35円〜40円でした。そのころは何でも安く感じたものでした。

 今でも覚えているのが、ブラジル最初の滞在地、アマゾン地方のマナウスという町の計り売りのレストランで、1キログラムで11レアルと書いてありました。350円〜400円です。でも、食べてもせいぜい400グラムくらいのもんなので、だいたい150円でお腹いっぱいになりました。

 ところが、そこからレアルは、今年の8月初旬につけた1レアル70円弱まで、約4年間、ほぼ一本調子で上がり続けます。2005年当初から比べると約2倍です。

 ブラジル在住で、日本向けに商品を輸出している私の友人は、このレアル高に泣いていました。

 確かに、ブラジルは景気がよく、外国人によるブラジル向けの投資額が急増していたので、ドルや円などの外貨を売ってレアルを買う、という背景はわかります。しかし、レアルの上昇があまりにも急なので、私は何となく危ういと感じていました。

 ここに来て、リーマンショックが起こりました。ブラジルは、アメリカの影響は受けにくいとはいえ、アメリカ人による投資が相当額あるので、彼らによるブラジルからの資金の引き揚げが加速したり、世界的にドルが不足してきたことにより、レアルを売る動きが出てきました。

 その結果、先週末は1レアル55円前後まで下落しました。

 ここまでの流れを簡単に書くと、

 35円(2005年初)⇒70円(2008年8月)⇒55円(現在)

 という感じです。

 さて、問題は将来のレアルの動きです。

 ブラジルファンドを、去年から今年にかけて買った人が多いと思います。もしレアルがこのまま安くなれば、残念ながら高値でレアルを買ったことになり、あまり儲からないでしょう。

 しかし、再びレアルが高くなれば、儲けは大きくなります。

 為替レートというのは、実体経済に関係なく動くことも少なくありません。すなわち、ブラジルの景気がいいことと、レアルが高いことは、それほど相関関係はないと考えた方がいいと思います。

 私は、ブラジルの好景気はしばらく続くと考えていますが、正直、為替だけはわかりません。為替は水ものだと思っています。

 ただ、何となくですが、2004年〜2008年にかけてのレアルの上昇があまりにも急だったので、先月の最高値(1レアル=約70円)は当面越えることはないような気がします。

 余談ですが・・・

 証券会社は、為替ヘッジをしていないファンドを、ブラジルのことをほとんど知らない一般投資家に対して、それほど丁寧な説明もしないで、販売しているように思えてなりません。その姿勢は、昔も今もほとんど変わっていないような気がします。証券会社の説明会などに何度か行きましたが、説明する側もファンドの内容をよくわかってないような気もしました。

 本当にそれでいいのでしょうかねぇ。

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ブラジルの食堂は合理的

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Posted by 永石公認会計士事務所 at 21:09Comments(4)ブラジル

2008年09月19日

ついに第一位「人気ブログランキング」

 「人気ブログランキング」ですが、執筆時点で、おかげ様でラテンアメリカ部門で第一位になっています。これも皆さまが1票投じていただいたからだと、深く感謝しています。本当にありがとうございます。

 私のBlogは、ラテンアメリカという情報の少ない地域の中で、なるべくおもしろそうなネタを探し、その裏付けを取るために調査し、それを文章にしています。そのため、すごく時間がかかることも多いです。

 そういう私にとって、「人気ブログランキング」だけが唯一の励みになっています。順位が上がっても特に何もないのですが、「続けて書いてみよう」という気になるのは事実です。

 クリックしていただければ、当Blogの現在のランキングもわかりますし、他にどんなラテンアメリカBlogがあるのか、もわかります。これからも、読んでいただきましたら、「ごくろうさん」のクリックを、ポチッとよろしくお願いします。
  ↓
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 さて今日は、「人気ブログランキング」にエントリーしているのがメキシコBlogが多いので、メキシコの話題をしましょう。

 メキシコは世界第6位の産油国で、お得意さまはアメリカです。アメリカは、メキシコの石油なしではやっていけないでしょう。

 ところが、メキシコでは2004年以降、原油生産は減少を続けています。理由は、新規開発の遅れです。

 メキシコ国営石油公社(ペメックス PEMEX)は、直近の四半期決算でも、精製能力の不足で、前年同期比56%減となりました。

 そのため、資金の内部留保が十分ではなく、探査や深海油田開発にお金がまわせないので、ますますの減産になっているという悪循環に陥っています。

 それに対して影響力が出てきたのがベネズエラです。中南米にとって、今まではメキシコの石油が頼りだったのですが、その勢いに陰りが出てきたのを見計らって、ベネズエラがこれらの国を取り込んで、反米勢力を拡大しようとしています。

 ただ、アメリカも黙ってはいないでしょう。メキシコに資金を出して、石油開発の援助をするでしょうし、中東の石油をアメリカ経由でラテンアメリカに流通させる手を使うかもしれません。

 いずれにしても、石油を通して国の関係を見てみると、また一味違った見方ができそうですね。

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Posted by 永石公認会計士事務所 at 15:27Comments(0)メキシコ

2008年09月18日

ブラジル投資セミナーはおじいちゃんだらけ

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 投資信託「りそなブラジル株式ファンド」の取扱開始を記念した「りそなグループ資金運用セミナー」が大阪厚生年金会館で行われたので、行ってきました。

 ここ最近、ブラジルの株式や債券を取り扱ったファンドが、本当に増えましたね。

 第一部は、サッカー解説者で日系ブラジル人のセルジオ越後氏の講演でした。

 それにしても、なぜ、資金運用セミナーにセルジオ越後さんなんでしょう???それとも、今の日本には、ブラジルと言えば彼くらいしかいないのでしょうか。いくら客寄せとはいえ、驚きました。

 案の定、金融のことはこれっぽっちも話しがなく、自分の生い立ち、ブラジルと日本の違い、サッカーのことなどを、ほとんど思いつきで、ちらちら腕時計を見つつ時間調整しながら、1時間話して帰られました。

 ブラジルの魅力を伝える、という趣旨はわかりますが、行き当たりばったりで話すのではなく、講演会を楽しみに遠方から来る方もいらっしゃるので、もう少し準備をし、話す構成を考えてほしかった、と感じました。

 第二部は、運用会社の野村アセットマネジメントの多喜由美子さんが、「りそなブラジル株式ファンド」の説明をしました。

 彼女は、ブラジルの金融に関してはあまり詳しくなさそうでした。でも、サッカーのブラジル代表のユニホームを着てきたり、話す内容もかなり準備してきているようでしたし、話し方もゆっくりわかりやすく、何よりも一生懸命さが伝わってきましたので、好感が持てました。

 セルジオ越後氏の後だったので、余計にそう感じたのかもしれません。

 内容は、ブラジルの経済面の基本情報がほとんどでした。天然資源と農産物が豊富、輸出の半分以上が意外にも工業製品、インフレが解消され持続的な経済成長の期待・・・などなどです。

 話は変わりますが、お客さんはほぼ全員、ご老人たちでした。内訳はざっと、おじいちゃん8割、おばあちゃん2割というところでしょうか。

 この国でお金を持っている人は高齢者だということをまざまざと見せつけられました。タダで出されたお茶を飲んで、ファンドに投資して、まっすぐ帰る・・・。お金を持っている人は使わずにますます増やそうとしています。

 セミナーとちょうど同じ時間に、働き盛りの若者は必死になって働き、せっせと年金を納め、その年金をもらいながらファンドに投資しているおじいちゃんがいる。それを思うと、何とも言えない気持ちになりました。

 75歳以上が1割を超し、70歳以上が2000万人を超した日本。若い時に一生懸命働いてきたのはよくわかるのですが、人口構成がこのようになってしまったため、今の若者の負担があまりにも大きすぎます。このままでは、働くのがバカらしいと思う人も増えるでしょう。

 財政破綻を回避するためにも、資産の再配分を本気で検討すべき時に来ていると思います。

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ブラジルと日本の金融機関が相次いで提携

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Posted by 永石公認会計士事務所 at 16:58Comments(1)ブラジル

2008年09月17日

ベネズエラがまたまたお騒がせ

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 ベネズエラのチャベス大統領が、駐ベネズエラ米国大使に対して、退去命令を出しました。

 理由はいろいろ言われています。同盟国のボリビアが、米国大使を追放したので、その連帯を示したものであるからとか、米国がベネズエラでのクーデター計画に関与しているからだとか、はたまたグルジア情勢に端を発するロシアとの連携を深めるためだとか・・・

 日本と違って、南米諸国の外交はしたたかなので、どこに真意があるかはわかりにくい面があります。

 チャベス大統領は、「アメリカから何らかの攻撃があった場合は、アメリカ人にための石油はないだろう」と述べ、アメリカ向けの原油の輸出停止も示唆したそうです。

 ベネズエラは、石油があるのでこれだけ強気で出られるのは間違いないです。

 そして、アメリカではそれを受けて、すぐに、駐米ベネズエラ大使に対して国外退去命令を出しています。

 目には目を歯には歯を、ですね。

 アメリカは、クーデターはもちろん否定した上に、ベネズエラ政府高官が、コロンビアの麻薬密売を支援していると主張しています。

 何が本当で何が作り話か、わからなくなってきますよね。でも、悲しいかな、外交というものはそういうものなのでしょう。真意を隠して、自国にとってベストな結果を目指して、したたかに交渉しています。

 日本の外交も、日本のビジネスも、もう少ししたたかであってもいいのでは、と思います。そうでないと、外国からいいようにやられるばかりか、感謝すらされません。

 私が南米を放浪していたときには、そういう話をたくさん聞いて、そのたびに歯がゆい思いをしてきたことを思い出します。

 このようなニュースを聞くと、ロシアとアメリカを中心とした二極化が再びはじまるのでは・・・と懸念せざるをえません。さらにテロが加わって、その上、リーマンショックで経済がおかしくなれば、どんな世の中になるのでしょうか。

 でも、依然として言えるのは、世界の中では南米は比較的、欧米の影響を受けにくい、ということです。ビジネスのリスク分散の手段として、ラテンアメリカと取引をしておくのは、私は得策だと思っています。

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ベネズエラの物価

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Posted by 永石公認会計士事務所 at 18:45Comments(0)ベネズエラ

2008年09月11日

石油にモノを言わすベネズエラ

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 OPEC(石油輸出国機構)の加盟国は現在13ヶ国。先日行われた定時総会で、アジア唯一の加盟国、インドネシアの加盟停止が決まったので、12ヶ国になる見込みです。

 では、中南米はそのうち何カ国かご存知でしょうか?

 なんと、ベネズエラとエクアドルの2ヶ国も加盟しています。さらに、メキシコとボリビアとブラジルが、現在加盟を検討しています。石油資源という意味でも、ラテンアメリカは目が離せません。

 特にブラジルは、昨年から今年にかけて、リオデジャネイロ沖に世界第3位ともいわれる巨大油田が発見されたと報じられており、ブラジル国営石油会社のペトロブラスも日本進出を目論んでいるので、日本への影響も少なくないでしょう。

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 ところでベネズエラですが、ここ最近、いろんな動きをしています。

 ひとつは、今年の11月に、カリブ海域でロシア海軍と合同軍事演習を行うことを発表しました。ロシアは今、南オセチア情勢でデリケートな時期だけに、なんともお騒がせなことになりそうです。アメリカも黙ってはいないでしょう。

 さらに、石油にモノを言わせて、中米諸国を囲い込もうとしています。ニカラグア、ドミニカ共和国、ホンジュラス、グアテマラなどと「ペトロカリブ・エネルギー協定」を締結して、格安で、しかも最長25年の長期返済という好条件で、石油をこれらの国に輸出します。

 石油のライバルであるメキシコが、近年、原油の生産が落ち込んでいることもあり、中南米ではベネズエラの影響力が大きくなってきました。

 軍事演習や囲い込みの意図は、もちろんはっきりしないのですが、ベネズエラは中国・ロシア・キューバなどと仲がいいので、アメリカをはじめ西側諸国は、この動きにピリピリしていることでしょう。

 今のところ、ベネズエラの石油は、日本にあまり入ってきていませんが、現在の中東情勢が不安定でもあるので、リスクを分散する意味でも、ベネズエラやブラジルとどう付き合っていくか、考えるべき時に来ているのかもしれません。

 ちなみに、ベネズエラ国内のガソリン1リットルの価格は、なんと約5円。驚きの値段ですね。もちろん水より安いです。

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ベネズエラ警察の小遣い稼ぎ

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Posted by 永石公認会計士事務所 at 11:48Comments(0)ベネズエラ

2008年09月09日

コンプライアンス不況ってナニ?

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 日本公認会計士協会近畿会が主催した「公認会計士制度60周年記念特別講演会」が、昨日、大阪市中央公会堂で開催されました。そこでは、竹中平蔵氏(慶應義塾大学教授、元総務大臣)の講演会もあったので、聞いてきました。

 竹中さんは、小泉改革のもとで郵政民営化を成し遂げた中心人物ですね。

 講演会の中で、彼はこういうことを言ってました。

 「今の不況は『コンプライアンス不況』です」。

 コンプライアンスというのは、一言で言うと「法令遵守」です。企業活動において法律や規則などに従って活動を行い、違反をした企業は、損害賠償訴訟などによる法的責任や、信用失墜により売上低下等の社会的責任を負わなければならない、ということです。

 すなわち、「この世の中、けしからんやつが多いので、法律や規則を作って、それをまもれ!!!」ということです。

 たとえば、建築基準法。あの有名な耐震偽装問題をきっかけに、2005年に建築基準法が強化されました。確かに、あれはとんでもない事件です。それは万人が認めるところです。

 ところが、チェックが厳しくなったのはいいが、チェックする人が不足している。厳しすぎるので建築が遅れる。コストも手間もかかる。その結果、最近になって不動産・建築業界が大不況になって、上場企業までが倒産しはじめています。

 コンプライアンスに端を発する問題は、他にも、食の偽装問題、外貨規制問題、学校教育問題など、たくさんあります。

         ******************************

 コンプライアンスを守ること、それ自体は悪いことではありません。ところが、今の政府は、事件が起こるとあまりにも過剰に反応して、すぐルールを作りたがります。

 その結果、企業活動の自由性が阻害され、何をするにしても時間がかかりすぎ、経済が萎縮しているのは自明の理です。

 一言で言うと、「悪いことをする人は、確かに、悪いことをしにくくなったが、良心的に行動する人も同じように、いいことがしにくくなった」ということです。

         ******************************

 竹中さんは、そこまでしか言ってませんでしたが、私は、

 「ルールを守りすぎているため、経済が萎縮するだけではなく、個々の人々までも萎縮し、閉塞感や息苦しさを感じ、その結果、うつ病や自殺が多いのでは・・・」と思っています。実は、私は南米から帰ってきてから、ずっとそう思っていました。

 一方、ラテンアメリカでは、ルールはたくさんあるものの、それほど厳しく守っているわけではありません。ルールからはずれていても、交渉で何とかなることも多いです。いい意味で「実質的」、悪い意味で「いい加減」です。

 それがすべていいとは言いませんが、少なくとも、人々はのびのび、いきいき、楽しそうに生きている人が多いように思います。

 日本も、ラテンのいいところをもう少し取り入れて、あらゆる面をもう少し緩めて、国民をもうちょっと信頼してくれてもいいのでは・・・と思う、今日この頃です。

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Posted by 永石公認会計士事務所 at 15:24Comments(1)ラテンアメリカ

2008年09月08日

メルマガを再スタート

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 2003年7月から2007年6月までの約4年間、北米の最北端アラスカから、南米の最南端ウシュアイアまで、アメリカ大陸を縦断しました。その間、「【南北アメリカふたり旅】メールマガジン」を発行し、「【南北アメリカふたり旅】ホームページ」を更新し、そして、この「Blog【ラテンって何やねん?!】」を書き続けてきました。

 ホームページについては、旅が終わった今、その役割を終えたものとして、これ以上新しい情報を更新することはおそらくないでしょう。ただ、ラテンアメリカの生情報を知りたい人、ラテンアメリカに旅に出たい人、旅の途中の人・・・のために、閉鎖せずにこのまま置いておこうと思います。

 当Blogは、旅の間も中南米でのビジネスネタについて書いてきました。帰国した今、ラテンアメリカとのビジネスの架け橋となるべく活動していくつもりなので、これまで以上にネタは出てくるでしょう。従って、これからも、いや、ますますパワーアップして、続けていきたいと思います。

 問題はメルマガです。いろいろ考えましたが、「形を変えて続けて行こう!!!」そう決意しました。

 これまでは、「【南北アメリカふたり旅】メルマガ」として、旅情報を書いてきました。これからは、「【ラテンって何やねん?!】メルマガ」に生まれ変わって、当Blogと併用して、ラテンアメリカにおけるビジネス情報を発信していきたいと思っています。

 このメルマガは、旅行中もたくさんの方に読んでいただき、さらにうれしいことに、旅が終わった後は、ほとんど発行していないのに、読者数があまり変わっていません。むしろ少しずつ増えつつあります。本当にうれしいことです。「もしかしたら再開を待ってくれているのかなぁ」と勝手に想像しています。

 そういう意味でも、これからもメルマガを続けていきたいと思います。

 もうひとつうれしいことは、最近、ブログのアクセス数がこれまでとは比較にならないくらい激増しています。旅をしていた時よりも多いくらいです。本当にうれしいです。ありがとうございます。

 まだ登録されていない方は、下記からメルマガをぜひ登録してください。

 日本ではあまり知られていないラテンアメリカのビジネスネタに、自分のお金で、自分の意志で、4年間かけて19ヶ国放浪した私独自の視点から分析を加え、このメルマガと当Blogを使って、皆さんにお届けいたします。

 皆さんといっしょに、ラテンアメリカの魅力にどっぷり浸かりましょう!!!そして、実りのあるビジネスをしましょう!!!

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Posted by 永石公認会計士事務所 at 10:15Comments(0)ラテンアメリカ