プロフィール
永石公認会計士事務所
 2003年~2007年の4年間、米国アラスカから南米最南端まで19ヶ国を巡り、帰国後は日本で唯一の「南米がわかる公認会計士」として活動中。
アクセスカウンタ
オーナーへメッセージ
QRコード
QRCODE
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 8人
  このブログでは、ブラジルをはじめとする中米や南米の投資に役立つ情報を、皆様と同じ目線でできるだけわかりやすい言葉で執筆します。

2008年11月30日

FTAで日本は置き去り

ranking
※おかげさまで現在ランキング第一位です

 先週末、チリで行われたAPECをきっかけに、各国がFTA(自由貿易協定)に積極的になってきました。

 シンガポール、ニュージーランド、チリ、ブルネイによる環太平洋戦略的経済パートナーシップ(P4)に、アメリカ、オーストラリア、ペルーが交渉参加を発表し、P7に勢力を拡大しつつあります。

 また、ペルーは中国とのFTA締結で合意しましたし、韓国とも交渉入りしそうな勢いです。コロンビアも、カナダとFTAの署名をしました。

 このように、南米諸国の間でFTAの主導権争いが激しくなっています。

 一方、わが日本は、完全に置き去りにされそうな恐れがでてきました。

 コメなどの農産品をはじめ、市場開放に消極的なので、FTAの枠組みから大きく外れています。

 日本は、このままFTA連携の枠組みから脱落することがあれば、貿易や投資自由化の利益を享受できなく恐れがあります。

 外国との貿易で成り立っている日本経済。国内の経済を生かしながら、貿易を自由化していくという難しい舵取りが迫られています。

■主な関連記事:

キューバの外貨不足が深刻化

 【↓ 外交が日本経済を左右する!と思われる方はクリックを!】
ranking  


Posted by 永石公認会計士事務所 at 15:06Comments(0)ペルー

2008年11月29日

資源大手が買収を断念

ranking
※おかげさまで現在ランキング第一位です

 資源メジャーの一つ、BHPビリトンが、同じく資源メジャーのリオ・ティントの買収断念を発表しました。

 この2社は、ブラジルのヴァーレ(バーレ)と並んで、3大鉄鉱石メジャーと言われています。

 もしこの買収が成功していたら、鉄鉱石の寡占状態がさらに進むので、市場の公正な競争が阻害されるおそれがあり、鉄鉱石価格が高止まりする可能性もあったので、日本の鉄鋼業界は買収の反対を訴えていました。

 買収断念の理由は、いろいろ報じられていますが、金融危機に伴い買収資金の調達が難しくなったことや、実体経済の不況による資源の需要が減少したことによるものでしょう。

 いずれにしても、買収計画が断念したことにより、鉄鉱石の価格がすぐには上がることはなくなったので、日本としては一安心というところです。

 でも、長期的に見たら資源需要は拡大傾向にあるので、この問題を契機に、日本はエネルギー問題について本腰を入れて考えるべきだと思います。

■主な関連記事:

ヴァーレが鉄鉱石の値上げ撤回

 【↓ 日本は食料・資源問題を本気で考えよ!と思われる方はクリックを!】
ranking  


Posted by 永石公認会計士事務所 at 14:18Comments(1)店・工場・会社

2008年11月25日

新興国投信の大暴落はピンチかチャンスか

ranking

 新興国の投資信託の下げがきつい、という記事が日本経済新聞に出てました。

 リーマンブラザーズの破綻以後、約2ヶ月で、6割以上も基準価格が下落した投信もありました。

 一方、その間に値上がりした商品は、たったの7本だったそうです。もっとも、これらは株式ではなく債券に投資する商品で、その上、為替ヘッジをかけているので、株安・円高の影響が抑えられたのでしょう。

 こういう時期は、リスクとリターンを最小限に抑える商品に投資するのが最もよかったということですよね。儲けようと思わずに、「嵐が過ぎ去るのをじっと待つ」戦略です。

 そういう意味では、円の現金を持っておくのが最良の手だったと言えるので、私たち日本人は、実は知らない間に利益を得ていました。あまり実感はわかないでしょうけど・・・。

 現に、外国のモノが安く買えたり、外国旅行が安く行けたりします。

 話を新興国市場に戻すと、昨日のブラジル・サンパウロのボベスパ指数は9.4%も急騰し、アルゼンチン・ブエノスアイレスのメルバル指数は8.8%、メキシコのボルサ指数も7.0%上昇しました。

 世界の株価や為替の底値が見えてきたかな・・・?

 これからは、上がっているから投資するのではなく、その国のファンダメンタルズをちゃんと分析し、リスクも把握した上で投資判断ができる、という環境ができつつあるような気がします。

 新興国の真価がほんとうに問われる時が来ました。

■主な関連記事:

まるでジェットコースター
ブラジル投信を中止

 【↓ 下げてる時こそチャンス!と思われる方はクリックを!】
ranking  


Posted by 永石公認会計士事務所 at 12:11Comments(2)BRICs

2008年11月24日

コロンビアと二国間租税条約を締結か

ranking

 APEC首脳会議のため、ペルーのリマを訪問中の麻生首相が、南米コロンビアの大統領のウリベ氏と会談し、二国間租税条約の締結を検討する考えを示したそうです。

 コロンビアからの輸入品といえば、コーヒー、エメラルド、花卉などが有名です。

 コロンビアで一番懸念される要因は、なんと言っても「治安」。世界の誘拐の半数以上はコロンビアで発生しているというデータもあります。

 でも、最近では、コロンビア政府も治安維持に力を入れはじめ、確かに改善しつつあるようです。

 それに伴い、外国によるコロンビアへの投資も増加しています。

 実は、コロンビアは私の大好きな国の一つです。教育・文化・医療などの水準も高いですし、人もラテンアメリカの中では、比較的信用できる方だと思います。ちなみに、私は、レーシックの手術はコロンビアの首都ボゴタで受けました。

 コロンビアに対する偏見が少しでも少なくなって、両国の交流がもっと活発になってほしいと思います。

■主な関連記事:

コロンビアでレーシックの手術を体験〜ついに26年間のメガネ人生にピリオド!!

 【↓ 百聞は一見にしかず!行ってみなくちゃわからない!と思われる方はクリックを!】
ranking  


Posted by 永石公認会計士事務所 at 12:41Comments(0)コロンビア

2008年11月23日

エクアドルバナナを作る日本人

ranking

 確かに、エクアドルには日本人が少ないです。私も、昨日の記事を書くときに、「ほんとに日系人が作ってるのかなぁ・・・」と思いながら書きました。

 このコメントをいただいて、スーパーマーケットの光景を必死で思い浮かべ、ネットでいろいろ調べました。そうしたら、やっと見つけました。これです、これっ!!!

 この田辺さんは、40年以上前、中学生の時に、一家でエクアドルに移住して、現在は、エクアドルでバナナ農園を経営している唯一の日本人です。すなわち、このバナナは、日系エクアドル人一世が作ったバナナです。おそらく、全日空商事がそれに目をつけて、独占輸入販売を開始したのでしょう。

 田辺農園では、有機肥料・低農薬の自然循環型農法で栽培しているそうです。

 そうと知っておれば、買って帰ればよかったなぁ・・・。今度、見かけたら買ってみよう!

■主な関連記事:

バナナの生産でもBRICs

 【↓ 日本人は世界に信用がある!もっと自信を持とう!と思われる方はクリックを!】
ranking  


Posted by 永石公認会計士事務所 at 20:48Comments(2)エクアドル

2008年11月22日

バナナの生産でもBRICs

ranking

 バナナダイエットブームで、日本でも消費が急増したバナナですが、輸入の約91%はフィリピンからです。

 一方、フィリピンから見ると、バナナの総輸出量の約30%は日本向けです。

 また、南米の赤道直下の国、エクアドルのバナナも有名ですが、これは主に、欧米に輸出されることが多いそうです。

 生食用バナナの生産量の世界トップ3は、

 第一位:インド
 第二位:ブラジル
 第三位:中国
 第四位:フィリピン
 第五位:エクアドル

 ということで、BRICs(ブラジル・ロシア・インド・中国)のうち、3カ国が表彰台を独占しています。

 でも、これらの国は人口が多いので、自国で消費されるバナナが多く、輸出までまわるものが少ないので、日本ではあまり見かけませんよね。

 先ほど、スーパーマーケットに行って、たまたまバナナ売り場の前を通りました。フィリピン産バナナがほとんどで、1種類だけエクアドル産がありました。そこには、「エクアドルの日系人が作りました」と書いてありましたが、それを見て日本の主婦は安心するのでしょうね。

 それにしても、日本はバナナが高いですねぇ。中南米では、1ドルも出せば食べきれないくらいのバナナが買えますし、おまけにとてもおいしいです。それを知ってしまった私は、日本でバナナを買うには、とても勇気が入ります。なかなか手が出ません。

■主な関連記事:

ブラジルの日本人移住地を訪問

 【↓ 日本はもっと食糧自給率を上げるべき!と思われる方はクリックを!】
ranking  


Posted by 永石公認会計士事務所 at 16:39Comments(2)BRICs

2008年11月21日

いよいよAPECがペルーで開幕

ranking

 今週末の11月22日(土)23日(日)に、ペルーの首都リマでAPEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議が開幕します。

 麻生首相も昨日の深夜、ペルーに向けて出発しました。

 ペルーはまだまだ経済的に豊かではなく、その上治安もそれほどよくないので、「ペルーでAPECを開くのは10年早いのでは・・・」という意見もちらほらですが、何とか成功してほしいものです。

 リマ在住の友人によると、現地は治安維持のため、警察や軍隊が多数出ていて、物々しい雰囲気だそうです。交通規制が厳しいので、外出するにも時間が読めません。

 ペルーの治安当局も、ものすごくピリピリしているのでしょうね。お察しします。

 また、外国メディアをはじめ、APECの時期はたくさんの外国人が訪れるため、ホテルやレストランの物価が高騰しています。

 「正直、リマに住んでいる人は迷惑に思っている人が多いでしょう」とおっしゃっていました。

 APECの話題の影で、気になるニュースを発見しました。

 ロシアのメドベージェフ大統領が、APEC首脳会議に出席した後、中南米を歴訪すると言うのです。ブラジル、ベネズエラ、キューバを予定しています。

 ベネズエラでは、カリブ海で実施するベネズエラ軍とロシア軍による共同軍事演習を見学します。

 ベネズエラとキューバは、反米色が強い国です。ということは、今回の訪問の目的は、ミサイル防衛(MD)の東ヨーロッパ配置問題などで対立が強まっているアメリカ合衆国を牽制する狙いがあるのではないか、と推測されます。

 アメリカは、経済力とそれに裏づけられた軍事力があるからこそ、力が強かったのですが、今回の金融危機をきっかけに、反米の流れに加速がついて、一気に世界の勢力争いの構図が変わる可能性があるかもしれません。

 今回の金融危機で、世界で最も傷んでいない国の一つが日本です。このAPECをきっかけに、ただ単にお金を出すだけではなく、積極的にモノを申して、今こそ我が日本を世界にアピールする絶好の機会ではないでしょうか。

■主な関連記事:

オバマ大統領とフジモリ元大統領

 【↓ 日本にとってこんな絶好のチャンスはない!と思われる方はクリックを!】
ranking  


Posted by 永石公認会計士事務所 at 15:03Comments(0)ペルー

2008年11月20日

鉱山権益取得の好機到来か

ranking

 資産デフレは、株式だけではなく金属にも容赦なく襲いかかっています。

 今年の最高値からの下落率は、銅は59%、ニッケルにいたっては79%にも及んでいます。

 その影響で、世界中の鉱山の権益を持つ企業の収益が急速に悪化しています。

 と同時に、金融機関もリスク回避のため、鉱山事業に対する新規融資を躊躇しているので、新たな投資にも支障がでています。

 ところが、一方では、資源価格が安くなると鉱山権益の取得価格も下がるので、今まで以上に買いやすくなります。特に日本企業にとっては、急激な円高を追い風にすることもできます。

 しかも、資金難に陥っている鉱山会社は、二束三文で優良鉱山を売り出している現実もあります。

 ということを考えると、見方によっては、実は日本企業にとっては、外国の鉱山権益を買う絶好のチャンスと言えます。

 ただ、心理的には、価格が下がっている時には買いにくいでしょうね。

 リスクを取ってチャンスにするか、みすみす見逃すか。日本の鉱山投資会社や大手商社にとって、将来の利益が大きく変わってくるでしょう。

■主な関連記事:

鉄鋼石の世界三大メジャーの一つ「リオドセ」社を見学

 【↓ リスクのないところにチャンスはない!と思われる方はクリックを!】
ranking  


Posted by 永石公認会計士事務所 at 13:25Comments(0)ラテンアメリカ

2008年11月19日

サブプライム「ブラジル版」

ranking

 ブラジルでは今、農業バブルの崩壊がささやかれています。

 農作物の大量生産と物価安定を促進するため、安易な貸し付けがなされていました。しかし、農業生産者の70%は融資が閉ざされたため、分割返済を滞納したり、農機具を差し押さえられ始めています。

 中には、優良債務者であるにもかかわらず、情け容赦のない取り立てにあっている人もいるそうです。

 これまでは、食料インフレを抑えるために、政府は大量生産を奨励し、支払い能力や所得にかかわらず、安易に貸し付けていました。しかし、昨今の金融危機や商品価格の下落により、貸し渋り・貸しはがしがきつくなったようです。

 一般に、農業は収穫が終わってからしか、現金が入ってきません。従って、収穫前にお金を返せと言われても、どうしようもないのが現状です。

 農業大国ブラジルも、先進国入りを目指し、先進国的行動を取り始めていることが、かえってブラジルの良さを失いはじめているような気がしてなりません。

■主な関連記事:

ブラジルで花の農場を見学

 【↓ 先進国になることで失うモノもある!と思われる方はクリックを!】
ranking  


Posted by 永石公認会計士事務所 at 09:20Comments(0)ブラジル

2008年11月18日

ブラジルの銀行は絶好調。その裏では・・・

ranking

 カナダをのぞく北アメリカ・南アメリカ大陸の銀行の営業利益ランキングが発表されました。

 ベスト20の中に、ブラジルの銀行がなんと5行も入っていました。

 2位:イタウー銀行(Banco Itau)&ウニバンコ銀行(UniBanco):合併予定
 4位:ブラデスコ銀行(Banco Bradesco)
 5位:ブラジル銀行(Banco do Brasil)
 16位:サンタンデル銀行(Santander)

 ちなみに1位は、米国のWells Fargoです。

 ブラジル人は生来、消費意欲が高く、いろんなものを買うのが大好きな国民です。

 それと、過去にハイパーインフレを経験しているので、「貯金をしてもお金が紙くずになるだけ、借りて使う方がトク」という考えが身にしみていることも、一つの要因です。

 その上、ブラジルは世界でも有数の高金利。120回払いの自動車ローンなどを組んで、どんどんお金を貸しています。

 そら、銀行は儲かるわけです。

 ところがブラジルにも金融不況の足音が近づいているようです。

 これまでは、「頭金なし利息なし120回払い」などをうたい文句に、半ば強制的に自動車を販売していたのが実情ですが、ここに来て、月賦が負担になったり決済の見込みがなくなる消費者が急増して、新車の返品が増加しているようです。

 一部の代理店では、「この売り方は間違っていたかも」と反省しているところもあります。

 買った方が悪い、という考えもありますが、本来欲望に忠実なブラジル人。買いやすい値段を提示されたら、つい買ってしまいます。あとで返済に苦しむのも自分なのにねぇ。

 ご多分に漏れず、アメリカ同様に、ブラジルでも新車販売台数の雲行きは怪しそうです。

■主な関連記事:

南半球最大のメガバンク誕生

 【↓ やっぱり銀行は儲けすぎ!と思われる方はクリックを!】
ranking  


Posted by 永石公認会計士事務所 at 12:49Comments(0)ブラジル