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永石公認会計士事務所
 2003年~2007年の4年間、米国アラスカから南米最南端まで19ヶ国を巡り、帰国後は日本で唯一の「南米がわかる公認会計士」として活動中。
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2006年02月11日

南米のあいさつは欧米とはここが違う!!

21423.jpg 1月18日の当Blog「南米はあいさつキッチリ!!」のコメント欄に、「ふるひろ」様から以下のようなコメントをいただきました。ふるひろ様、いつも鋭いご指摘、ありがとうございます。

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 【「ふるひろ」さんのコメントの一部】

 かくいう私は、英米での「How are you?」という挨拶に辟易していました。別に相手の調子なんて本気で興味ないだろうに、社交辞令で聞くんじゃねぇ!って。中国人や韓国人の留学生も「どう答えていいのやら、ようわからん。軽い気持ちでたずねているだろうに『実は落ち込んでる・・』と言うわけにもいかんし・・」と首をひねってました。

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 「南米はあいさつキッチリ!!」の文章の中の、スペイン語のあいさつの部分を、日本語ではなく英語に訳していたので、南米のあいさつと英語のあいさつを、同じようなニュアンスに取られた方もいらっしゃったと思います。また、この「南米はあいさつキッチリ!!」を公開する時に、

 「『欧米人もよくあいさつするし、欧米人と南米人は何も変わらないじゃないか。」と感じる読者もいるかもしれないなあ」

と思っていました。この点は、完全に私の舌足らずでした。そこで、今日は誤解が少なくなるように書いてみます。

 南米のあいさつは、「量」「質」「手段」ともに、欧米を圧倒的に凌駕しています。まずわかりやすい「量」についてですが・・・
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 アメリカを旅していた時、あいさつをしてくる人はレストランの店員、ホテルのフロントなど、お金に絡むなんらかの利害関係のある人がほとんどでした。利害関係がない人があいさつする場合は、知り合いに限られていました。ところが南米では、道行く人、車ですれ違う人、交通整理のおっさん、などなど、利害関係も何もない、一度も会ったことがない、そして、これからも会うことがない人が、まるで昔からの知り合いのようにあいさつしてきますし、明日また会うかのようにあいさつして去って行きます。

 また、相手が複数でも必ず一人一人とあいさつします。「Hola(オラ), カミラ」「Como esta(コモ・エスタ), アルベルト」というように一人ずつあいさつすることが多いです。「Hi, everybady.」や「Hello, guys.」というように全員まとめてあいさつするのは、あまり聞いたことがありません。

 上の2つの理由により、1日にあいさつしてくる人の数がアメリカより南米の方が圧倒的に多いのです。

 次に「質」ですが、このような利害関係のない人たちが、心から気持ちを込めてあいさつしてきます。だから言葉も、「How are you?」だけではありません。「気をつけて運転しろよ」「そのアイスクリームはおいしいか?」「今日は何時に起きたか?」「わしが作っているスープは牛タン入りじゃ」などなど。相手に応じて、あいさつの言葉が変わるということは、気持ちがこもっている証拠です。「アジアの日本という遠い国から来た私を、この人たちは暖かく受け入れてくれているような」何とも言えない心地よさを感じます。

 最後に「手段」です。欧米だと英語という『言葉』だけに頼っていることが多いですが、南米では必ずしも言葉だけではありません。私がまだスペイン語がほとんどできなかったころ、よく目だけであいさつし合ったものです。顔の表情だけでコミュニケーションを取ったものです。体全体で私に何かを伝えようとしていた人によく出会ったもんです。「アメリカでは英語がわからなかったらかなり苦労しそうだけど、南米ではスペイン語やポルトガル語がそれほどわからなくても、何とかコミュニケーションは取れそうだなあ」と当時はよく思ったもんでした。

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 実は、私はアメリカじゅうをレンタカーに乗って、2ヶ月間で37州周りました。私もふるひろさん同様、アメリカ人の気持ちの全くこもっていないあいさつに辟易していた一人です。本当は疲れているのに、「Fine, thank you.」と笑って答えていた一人です。また、南米でもたまに欧米人の旅行者と遭遇することがありますが、彼らのあいさつには全く心を動かされないどころか、余りの社交辞令ぶり、無表情ぶり、形式ばりすぎていることに、嫌悪感さえ抱くことが今でもたまにあります。

 余談ですが、南米で欧米人の旅行者を観察していると、気持ちのこもっていないあいさつしかできないような欧米人に対しては、現地の人もあまりあいさつしていないような印象を受けます。やはり、あいさつする側も無意識に相手を選んでいるのでしょう。

 南米のあいさつでは、疲れているのに無理に「Fine.」と答える必要のない空気があります。疲れている時は「疲れている」、落ち込んでいる時は「落ち込んでいる」と答えていい雰囲気を感じます。

 欧米人のあいさつはどちらかというと、1月18日のBlogにも書いたところの「何かを始めるために必要な前提」に過ぎないような気がします。利害関係のある人や知り合いにしかあいさつしないのは、その証拠でしょう。しかし、南米では違います。最初は、「どうして私みたいな何の関係もない人にそこまで気持ちを込めてあいさつするのだろうか?何か裏があるのでは?」とよく思ったもんですが、実は彼らは、「あいさつをすることそのものに意味がある」と思っているのでは・・・というのが、今のところの私の推察です。

 私が南米に心地よさを感じている一つの理由は、南米人が「量」「質」「手段」全てに渡ってトップクラスのあいさつをするからなのでは・・・と思っている今日この頃です。

 これだけ文章で書いても、やはり実際に南米に来て現地人に遭遇してみなければ、本当のところは伝わらないと思います。この心地よさを感じたい方は、一度南米に来て体験してみてください。できれば、少しだけでもスペイン語やポルトガル語を勉強して、さもなければ、言葉がわかる人、もしくは、目であいさつできる人と一緒に来てみて下さい。この心地よさ、やめられませんよ。

写真は、キャンプ場で昼寝をするアルゼンチン人の大将。
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Posted by 永石公認会計士事務所 at 04:47│Comments(0)ひと
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