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永石公認会計士事務所
 2003年~2007年の4年間、米国アラスカから南米最南端まで19ヶ国を巡り、帰国後は日本で唯一の「南米がわかる公認会計士」として活動中。
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2006年10月21日

パラグアイ・紙幣使用禁止事件

32898.jpg パラグアイで信じられない事件が起こりました。「あるお札は使わないで下さい」とテレビや新聞で報道されたのです。なぜそのようなニュースが報道されたのか・・・
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 パラグアイは自国で紙幣を作ることができないので、イギリスなどの外国に製造を依頼しています。今回、新しいデザインの50,000グアラニー(約1,100円)紙幣を、フランスに作ってもらいました。それを南米まで運び、船で川をさかのぼってパラグアイまで輸送していた途上で、その一部が消えたそうです。輸送された紙幣は全部で5000億グアラニー(約111億円)でしたが、そのうち消えた紙幣の総額は、125億グアラニー、日本円で約2億7800万円です。そこで、パラグアイ中央銀行はこのデザインの紙幣は全て無効にする措置を発表し、新紙幣のデザインを新聞やテレビで公表し、「もしこれが流通しても受け取らないように、使わないように」と通知しました。

 しかし、なぜ飛行機を使わず、船で運搬したのでしょう。なぜそんなにセキュリティーが甘いのでしょう。疑問が残ります。ここは汚職大国パラグアイですので、中央銀行の幹部や有力政治家が紙幣強奪の真の実行犯で、表面上はどこかで紛失したと見せかけているだけかも・・・という説もチラホラ。これは決して報道されませんが。

 もしこの紙幣が流通しても、日本であれば、この紙幣を見かけた人はすぐに警察に通報し、その結果、紛失原因の早い究明につながるでしょう。しかしパラグアイでは、もしこの紙幣を間違って手に入れてしまうと、間違いなく、黙ってごまかして使うでしょう。というのも、もしヘタに警察に通報すると自分が犯人と思われるかもしれないからです。いや、警察も誰かを犯人扱いしたくてウズウズしているので、通報者を無理矢理犯人扱いしかねません。まるでババ抜きですね。だから、この紙幣を決して受け取ることのないように、国民全員がピリピリしています。

 政治家も、警察も、国民も信用できない国。のんびりしていい国なのですが、こういう面では時々疲れる時もあります。

写真は、日系福祉センターにいる犬・カニーさん。
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Posted by 永石公認会計士事務所 at 04:34│Comments(0)国、町、村
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