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永石公認会計士事務所
 2003年~2007年の4年間、米国アラスカから南米最南端まで19ヶ国を巡り、帰国後は日本で唯一の「南米がわかる公認会計士」として活動中。
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2008年08月17日

パラグアイで61年ぶりの政権交代

 南米の内陸国パラグアイで、8月15日、戦後61年間にわたって政権を担ってきた右派コロラド党に代わり、中道左派を中心とした「変革のための愛国同盟」を率いるフェルナンド・ルーゴ元司教(56歳)が新大統領に就任しました。

 これは本当に画期的なことです。

 パラグアイでは、1954年から89年までの約35年間、ストロエスネル将軍による軍事独裁政治が続き、その後も引き続きコロラド党による政権が維持されていました。

 ところが、今年4月20日に行われた大統領選挙で、野党ルーゴ氏は40.82%を得票。与党コロラド党の女性候補、ブランカ・オベラル前教育・文化相(50歳)は30.72%で及びませんでした。

 私がパラグアイに滞在していた時に感じたのが、政治の汚職のひどさや、貧富の差の激しさによって、治安がたいへん悪かったことです。

 長らくパラグアイに住んでいる日系人は、「むしろ独裁政権時代の方が暮らしやすかった」とよく言っていました。

 今回の政権交代は、与党コロラド党政治に対する失望感によるものだというのが、大方の意見です。「右派与党の執権を終わらせ、必ず政権交代をしなければならない」という絶体絶命の危機感で団結した野党連合がみごと勝利したということでしょう。なんだか、日本の近い将来を示唆しているような・・・

 現地パラグアイの情報によると、新大統領の評判は上々のようです。支持率が90%を超えているという話しもあるくらいです。しかし、治安・汚職・経済格差などなど、多くの諸問題をかかえています。

 南米の中では貧困国の一つと数えられているパラグアイですが、世界第4位の豆類輸出国でもあり、ステビアやマテ茶など世界に誇れる独特の農産物もあります。昨年の経済成長率は6.4%を記録しました。また、誇り高き原住民・グアラニー族が国民の多数を占めており、これから国が発展するもしないも、政治の影響は決して小さくないでしょう。

 パラグアイの経済は、今後の政治の成否に大きく左右されるのは間違いなさそうです。

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Posted by 永石公認会計士事務所 at 15:48│Comments(0)パラグアイ
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