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永石公認会計士事務所
 2003年~2007年の4年間、米国アラスカから南米最南端まで19ヶ国を巡り、帰国後は日本で唯一の「南米がわかる公認会計士」として活動中。
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  このブログでは、ブラジルをはじめとする中米や南米の投資に役立つ情報を、皆様と同じ目線でできるだけわかりやすい言葉で執筆します。

2008年09月11日

石油にモノを言わすベネズエラ

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 OPEC(石油輸出国機構)の加盟国は現在13ヶ国。先日行われた定時総会で、アジア唯一の加盟国、インドネシアの加盟停止が決まったので、12ヶ国になる見込みです。

 では、中南米はそのうち何カ国かご存知でしょうか?

 なんと、ベネズエラとエクアドルの2ヶ国も加盟しています。さらに、メキシコとボリビアとブラジルが、現在加盟を検討しています。石油資源という意味でも、ラテンアメリカは目が離せません。

 特にブラジルは、昨年から今年にかけて、リオデジャネイロ沖に世界第3位ともいわれる巨大油田が発見されたと報じられており、ブラジル国営石油会社のペトロブラスも日本進出を目論んでいるので、日本への影響も少なくないでしょう。

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 ところでベネズエラですが、ここ最近、いろんな動きをしています。

 ひとつは、今年の11月に、カリブ海域でロシア海軍と合同軍事演習を行うことを発表しました。ロシアは今、南オセチア情勢でデリケートな時期だけに、なんともお騒がせなことになりそうです。アメリカも黙ってはいないでしょう。

 さらに、石油にモノを言わせて、中米諸国を囲い込もうとしています。ニカラグア、ドミニカ共和国、ホンジュラス、グアテマラなどと「ペトロカリブ・エネルギー協定」を締結して、格安で、しかも最長25年の長期返済という好条件で、石油をこれらの国に輸出します。

 石油のライバルであるメキシコが、近年、原油の生産が落ち込んでいることもあり、中南米ではベネズエラの影響力が大きくなってきました。

 軍事演習や囲い込みの意図は、もちろんはっきりしないのですが、ベネズエラは中国・ロシア・キューバなどと仲がいいので、アメリカをはじめ西側諸国は、この動きにピリピリしていることでしょう。

 今のところ、ベネズエラの石油は、日本にあまり入ってきていませんが、現在の中東情勢が不安定でもあるので、リスクを分散する意味でも、ベネズエラやブラジルとどう付き合っていくか、考えるべき時に来ているのかもしれません。

 ちなみに、ベネズエラ国内のガソリン1リットルの価格は、なんと約5円。驚きの値段ですね。もちろん水より安いです。

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Posted by 永石公認会計士事務所 at 11:48│Comments(0)ベネズエラ
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